車椅子・ストレッチャー対応車両の種類と選び方
介護タクシーと一口に言っても、車両にはいくつか種類があります。車椅子のまま乗れる車、横になったまま運べる寝台車——体の状態に合った車を選べるかどうかで、当日の負担は大きく変わります。代表的なタイプと選び方を見ていきましょう。
介護タクシーの車両は大きく3タイプ
事業者がそろえている車両は、おおむね次の3つに分けられます。利用する方が「座って移動できるか」「横になる必要があるか」で、向いている車が変わります。
| 車両タイプ | 向いている方 | 乗り方 |
|---|---|---|
| 車椅子対応車 | 座位を保てる方 | スロープやリフトで車椅子ごと乗車 |
| リクライニング車椅子車 | 長時間の座位がつらい方 | 背もたれを倒せる車椅子で乗車 |
| ストレッチャー(寝台)車 | 寝たきり・座位が難しい方 | 横になったまま固定して搬送 |
車椅子対応車
もっとも一般的なタイプです。後部にスロープや昇降リフトを備え、車椅子に座ったまま乗り降りできます。普段から車椅子を使っている方や、短時間の通院・外出に向いています。自分の車椅子をそのまま使えることが多く、機材レンタル料を抑えやすいのも利点です。
リクライニング車椅子車
背もたれを大きく倒せる車椅子を使うタイプで、長く座っているのがつらい方や、移動中に体勢を変えたい方に向いています。普通の車椅子と寝台の中間と考えるとイメージしやすいでしょう。
ストレッチャー(寝台)車
横になったまま搬送できる車両で、寝たきりの方や、退院・転院で安静が必要な方に使われます。乗降や搬送に複数人での介助が必要になることもあり、料金は他のタイプより高めになる傾向があります。医療的なケアが必要な場合は、対応できる事業者かどうかを必ず確認しましょう。
車両を選ぶときのポイント
- 利用する方が「座って移動できるか・横になる必要があるか」を基準にする
- 自宅や目的地の出入口の広さ・段差を伝え、車両が入れるか確認する
- 酸素ボンベや吸引器など医療機材を持ち込む場合は、対応可否を事前に聞く
- 付き添いの家族が同乗できる座席があるかを確認する
よくある質問
Q. 自分の車椅子のまま乗れますか?
車椅子対応車なら、多くの場合そのまま乗車できます。ただしサイズや型によっては固定できないこともあるため、予約時に車椅子の種類を伝えておきましょう。
Q. 酸素ボンベを持ち込めますか?
対応の可否は事業者によって異なります。医療機材を使う場合は、事前に必ず確認してください。
まとめ
介護タクシーの車両は「座って乗れる車椅子車」「体勢を倒せるリクライニング車」「横になれる寝台車」が基本です。利用する方の状態に合った車を選ぶことが、安全で楽な移動の第一歩。予約時に体の状態を具体的に伝え、最適な車両を用意してもらいましょう。
▶ 対応車両のある介護タクシーを探す設備の有無もあわせて確認
同じ「車椅子対応車」と呼ばれる車両でも、乗り込み方がスロープ式かリフト式か、車内の手すりや車椅子を固定するベルトがどの程度備わっているかは、車両ごとに違いがあります。体格が大きい方や、リクライニング機能のある特殊な形状の車椅子を使っている方は、その車椅子をしっかり固定できるかどうかを、サイズや写真を伝えてあらかじめ確認しておくと確実です。また、付き添いのご家族が複数で同乗する場合は、座席数にも限りがあるため、乗車する人数を伝えて余裕のある車両を手配してもらいましょう。予約の段階で車両の設備を細かく確認しておくことが、当日のスムーズな乗り降りと、安心できる移動につながります。